2010年5月26日水曜日

カラマンダリン



カラマンダリン」 通称 カラは、カリフォルニア大学のフロスト博士が、1915年(大正4年)に尾張系温州キングマンダリンを交配し、育成した品種であり、1935年に命名、発表されました。

日本へは、昭和30年(1955)に田中長三郎によって種子で導入され、その後、農水省、愛媛果樹試験場などに穂木でも導入されました。
当初、酸が高いので「商品にならない」と、ほって置かれていたようです。
しかし、ほったらかしにしていた「カラマンダリンの実」に、5月ごろヒヨドリが群がっているのをみて品質調査をしたところ、味が格別に良く、商品化を試みたという経歴がある、遅咲きの柑橘です。
4月から5月に収穫を行い、冷蔵貯蔵庫で寝かせてから出荷を行います。
玉の大きさは、温州みかんと同じぐらいで、種もあり、見た目は、ぼこぼこしているのが特徴です。
果肉は深みのあるオレンジ色で 果汁がタップリ、味は濃厚で 糖度が非常に高いのが特徴です。
手で簡単にむけ、種もほとんどないのでみかん感覚で簡単に食べられるのも魅力です。


柑橘類が手薄になる4月から5月中旬頃に出荷される超晩性の柑橘です。

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