菜の花まつり
(報徳の郷・栢山いもこじ会主催)が3月27日・28日の2日間、尊徳記念館近くの特設会場で開催されました。 会場の菜の花畑は、いもこじ会と地元自治会が協力して植えたもの。遊休農地の有効利用の一環として毎年開催されています。当日は菜の花畑を一般に開放し、お花見や菜の花の摘み取り、地場農産物の即売会が行われました。
互譲の精神を地域社会に
会長 黒柳 昭平さん
報徳の郷 いもこじ会では、栢山で農業を経営する担い手(10人)が、その技術の研修と研鑽をし、推譲の心を発揮して、地域ボランティア活動をしています。「里芋と水をおけに入れて、棒で洗うとぶつかり合ってきれいになる、これを〝いもこじ〞というんですよ。人もまた同じ。日々の生活の中で、お互いに切磋 琢磨 し、自分自身を磨いていくことが大切ですね」と、黒柳会長は優しいまなざしで力強く語ります。 水利組合との協働による農業用水の清掃、農道の補修、農作業(田んぼの耕作)の代行やあぜ道の草刈りなど、地域社会へ奉仕する精神は、まさに尊徳の教えそのもの。「春の菜の花まつりでは、尊徳の足跡を訪ね、田園や小川などゆかりの風景を感じ合ったり、尊徳の歌を歌い、菜の花摘みを行います。地域の皆さんと交流することで、その教えを生かした社会がつくれると思っています」。受け継がれた報徳仕法は、地域で市民力とともに着実に歩み続けています。 (2009/11/1号 広報 小田原)
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